自分の実相に気が付く
- shibata hajime
- 3月9日
- 読了時間: 3分
毎年12月は、多くの行事があってあっという間に過ぎ去っていきます。
暦を眺めていると、「納め」という文字が多いことに気が付きます。そして同時に、「始め」という言葉も目につきます。
22日には冬至を迎えますが、12月は締めと同時に始まりが起こる転換の月です。冬至は太陽が反転します。「一陽来復」で、いわゆる復活の日です。
12月14日は忠臣蔵の討ち入りの日です。赤穂浪士が本懐を遂げた日で、義士祭が行われます。京都祇園の一力亭では、四十七士を偲んで宴が行われます。13日は「正月事始め」ですから、この日から新たな歳神様を迎える準備も始まります。
この重要な12月は「子の月」です。来年の年も「子」ですので、この子の月をどのように過ごすかで新たな年の勢いが決まります。今回は、子の月の過ごし方について考えてみたいと思います。
己を知るということ
先月、毎年恒例の社員合宿研修が終了しました。20代の若手を中心に、30代、40代、50代も混じっての合宿研修を引き受けています。「己を知る」ことをテーマに行うのですが、毎回多くのことに気が付きます。
自分のことを「私は○○な人です」という人が多くいますが、こういう人は自信がない人が多いです。自分の性格を限定して、それに囚われているからです。自分自身を小さく限定してとらえていると、他の見方や意見に否定的になり、拒絶しがちです。
人間は自分が思っているほど小さいものではなく、もっと可能性に満ちているものです。自分が気が付いていない、認識していない「己・自分」はたくさんあるのに、「私はそんな人ではありません」と考えてしまえば、いつまでたっても自分の実相(本当の姿)に気づくことはできません。
「自分」について自分で考えていると、どんどん小さな姿しか見えてきません。失敗したことや、いやな思いをしたことばかりが浮かんできて、「私はだめだ」と考えがちです。自分で気が付かないうちに、自分の過去に心が囚われています。
自分の実相を知るには、そのような囚われをいったん開放し、他者の声に耳を傾けることです。素直な心になって、自分と向き合えば、可能性に気が付くと思います。
呼吸と声の力
人間はひとりでこの世に誕生し、ひとりで終わります。生まれる時は「うぎゃー」と言って産まれてきます。そして死ぬときは「うっ」と言って息を引き取ります。
生きているということは、「息をしている」ということだと思います。「息をしている」とは、息を吐いていることです。つまり、勢いがあるということは、息を吐く力が強いということです。
「呼吸」は、まず息を力いっぱい吐くこと、そして吐き切った後に新たな力を取り込む動作のことです。また、息を吐くことは、声を出すことです。声は、息を吸っていては出すことができません。
神社にお参りに行った時でも「言挙げ(ことあげ)」をして、名を名乗り、思いを声にだして伝えることが大切です。黙っていては、神様にも何も伝わらないからです。息を大きく吐いて声を出せば、心の中に新たな力が芽生えてきます。だから、声を出すことで、どんなことでも「超え」ることができるのです。
新たな始まりに向けて
「自分はこんなもんじゃない! もっと大きな可能性があるんだ!」と思い込むことです。
この12年にしっかりとケリをつけて、新たな始まりの12年の可能性を信じるのです。「平成」の時代はもう過去になってしまった。過去の自分に囚われず、決別して、「令和」の大きな夢を描くこと。
それが、亥年の子の月に行う自分の儀式です

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